クリスマスイブはかぼちゃ王国へ

さて、クリスマスイブであるから何かをしなければなるまい、というわけで友人と連れ立って茨城県稲敷市、江戸崎というところにあるポティロンの森に行ってきた。ポティロンというのはおフランス語でかぼちゃという意味だそうで、江戸崎かぼちゃもこれまた関東地方では有名である。すなわちポティロンの森は関東辺境の地に密かに存在する王国であり、かぼちゃ同盟国家なのであった。


かぼちゃ大王が迎えてくれた

実際のところかぼちゃ王国からsisimaru邸までは車で1時間とかからないのであるが、今まで訪問したことはなかった。なにやらしょぼい、補助金使って雨上がりのタケノコの如く作られたアミューズメントパークのような感じもしたからである。ところが、その思いは大間違いであった。どーんと広がる駐車場と、広大なその国土。そしてかぼちゃ大王自らのお出迎え。頭の下がる思いである。


かぼちゃ王国名物スネークパン

はじめの応対は素っ気なく、パン生地を自分で割れ竹に巻き付け、焚き火で炙って食べろと言う物であった。名前もスネークパン。あまりに冷淡な歓迎作法であり、そのパンの名前から悪意さえ感じられる。sisimaruとその友人はたいそう憤慨したのであるが、その焼き上がったパンを一口いただいた直後その思いが間違いであったことに気づいた。美味いのである。焼き上がりのパンって馬杉!更に振る舞われたホットワインとポトフも絶品であった。つまりこれは寒い思いをして来訪された客人に素朴な王国伝統のもてなしをして暖をとっていただこうという住民の方々の気持ちの表れなのであった。(無論無料ではありません。念のため。)

しばらく王国内を探索したが、同国は多民族国家のようで、馬民族、ラクダ民族、羊民族、山羊民族、アヒル民族など千差万別である。いろいろな方々が悠々と国内を闊歩しておられる様は圧巻であった。sisimaruとその友人は皆様との国際交流を十分楽しんだ後に大王の招きに応じて晩餐会会場へと向かった。


かぼちゃ王国クリスマス晩餐会

晩餐会会場は広大であり、ホグワーツ魔法学校の大広間と見間違うばかりである。(誇張表現あり :p)食事はsisimaruの大食に恥をかかせまいとの気遣いの元にビュッフェ形式で振る舞われた。これならいくらでも食べられるんである。料理はどれも美味しく(これは誇張ではない。驚いた事に、ホントに美味しかったんである。浦安ネズミランドの100倍は美味しい。)特にフランクフルトソーセージのぷりぷり肉汁ジューシー感は抜群であり、食べ出したら止まらない。実際sisimaruは大皿2つ頂いた。石造りの窯で焼かれるピザも絶品であった。大満腹の大満足。


クリスマス記念冬花火

さて、それだけではない。かぼちゃ大王はクリスマスイブらしく心憎い演出を用意していたのである。3500発(パンフレットによれば)の冬花火。やや小振りではあったが(謎は後で解明)、凛とした冬の寒さの中みたその七色の燭光は何とも幻想的に思えた。
すごいぞ! 王様! BRAVO!! \(^O^)/


逃げまどうかぼちゃ王国の住民たち

さて、かぼちゃ王国の国民には音に対して臆病な方々も多く、その最たる物であるヒツジ民族はその囲いの中で花火の音に驚き、頭を花火から反対にして柵に頭をつっこんで、め〜め〜していた(>_<) (写真の左下でもこもこしてるのがヒツジ様たち) 彼ら・彼女等は年中行事として諦めているのであろうが、心優しい王様はせめてもの気遣いとして花火を小振りにしているのだろうと思った。

また上空は成田空港へと離着陸する飛行機のアプローチエリアであり、特大スターマインなど上げて飛行機を撃墜してしまえば日本国と国際問題になる。そのへんの配慮もあるのであろう。



そんなわけでsisimaruと友人は江戸崎かぼちゃナイトを堪能し帰途についたのである。茨城県民又は北関東在住の方は行ってみると良いかも、sisimaru的おすすめ。

かぼちゃ王国、もとい、ポティロンの森へのアクセスはこちら。
http://www.potiron-no-mori.com/