タイ騒乱、とりあえず沈静化…

以下の記事は全て「タイの地元新聞を読む」より: http://thaina.seesaa.net/
日本からタイ状況を見るにはここが一番かと。


とりあえずデモは14日未明で散会。
紅組幹部のいくらかは投降するも、首謀者は消息不明。

赤服4幹部が投降 - ヂャトゥポン、ヂャクラポップ両氏は消息不明
14日16:00前迄に確認できた各メディアの報道によると、これまでに反独裁民主主義同盟幹部の内ウィーラ・ムシッカポン氏、ナタウット・サイグゥア氏、スポン・アッターウォン氏及びウェーン・トーヂラガーン氏の出頭が確認できているが、ヂャトゥポン・プロームパン氏及びヂャクラポップ・ペンケー氏に関しては出頭が確認できておらず、また消息も不明になっているという。


非常事態令はしばらく継続される

首相、非常事態令の継続施行を確認
アピシット首相は14日17:30頃放送された特別放送の中で、情勢の掌握作業はほぼ完了したが、依然油断せず警戒を継続する必要がある状況にあるとして非常事態宣言を引き続き施行する方針である事を確認した上で、国民に対して軍や警察の姿を見ても、あくまで不穏な動きの再発を防止する為に任務を遂行していると理解し驚くことが無いよう呼びかけた。


また、アピシット首相は、首相官邸前での反独裁民主主義同盟の集会の解散が宣言された後も、複数箇所で数十人、数百人が赤服を脱いで、仲間の集合を促すために政府が過剰な手段を講じた、国民を殺害したと訴えていると指摘した上で、あらためてこれまで行われた制圧行動で死亡したのはデモ隊側からの攻撃で死亡した2人の市民だけで、政府側は一切隠し事を行っていないと主張すると共に国民に現在逃亡中の一部幹部等の摘発に繋がる情報提供に協力を求めた。


更に、16日から17日を官公庁の休日に定めた事に関しては、依然爆発物等の危険物が残されている恐れがあるデモ活動が展開されたエリアの安全確認・復旧の為に必要な措置であったとした。


紅組は敗北を認めてはおらず、地下組織化する恐れがあると警告。

連合、赤服軍団が地下組織化する恐れがあると警告
民主主義市民連合のスリヤサイ調整役は14日、反独裁民主主義同盟の集会解散宣言は単なる戦略立て直しの為の休戦宣言に過ぎず、今後地下に潜りタクシン体制復活の為に国内広域にわたって過激な動きを仕掛ける恐れがあると警告した。


その上でスリヤサイ調整役は、政府がマスコミを利用した人心の掌握、住民への正しい情報の提供、職務遂行義務を果たさなかった、ないしは暴徒に与していた軍・警察関係者に対する処分の断行が地下組織化した同盟抑え込みの鍵を握ることになると指摘した。


無論、予断は許されないが当面の危機は去った、というところか。
sisimaruの泰国行きに、わずかの光明が…(^_^;)