印度点描 その1

総括の次は点描なのである。

  • 市街地: 英国植民地時代の前後で、新旧市街に分かれる。例えばニューデリーオールドデリーのようなものである。新市街地は秩序も保たれているのだが、旧市街地がまさに乳海攪拌。丑やら馬やら驢馬やら犬やら豚やら山羊やら駱駝やら象やら、物乞いやらインチキガイドやらぼりぼりリキシャ乗りやらスネークマンやらモンキーマンやらヤバい行者あれやらこれやら…もう何でもありである。東南アジア濃度の低い方は車から降りる事さえ躊躇われるであろう。逆にここいると気が休まるという方もいるかも知れぬ。もし諸兄諸姉がそうであれば、その方は今後かなりの確実で人生を棒に振るかも知れない。sisimaruもそっちの方なのだが(^_^)/

新市街地(ニューデリー)

旧市街地(ジャイファ)

  • ケダモノ類: さて、上で書いた丑やら馬やら驢馬やら犬やら豚やら山羊やら駱駝やら象やら…というケダモノ軍団なのだが、(聖なる動物である丑を一緒くたにするのは気がひけるのだが、話の都合上そうさせていただく。問題のある印度方面の方がおられたら連絡を頂きたい。)旧市街地では何の問題もなく人間と共存している。新市街地では少し肩身が狭いようである。郊外地または田舎では人間より大きい態度でのっそのっそと闊歩している。最初のうちはあっ、丑だー、驢馬だーなんてはしゃいでいたのであるが、15分で見飽きた。新市街地を除けば空き地と水たまりがあり、木が数本生えていれば、そこは非公式xxx(上記の適当な動物名を入れる)のんびり公園になっている。鳥の多さにも驚いた。鴉とその亜種(黒くないが声は一緒)が街の中をものすごい勢いで飛び回っている。ちなみにsisimaruがバンガロールで宿泊したホテルの部屋の軒先は大鴉が先住者であった、朝も早よから窓ガラスをつつくは、カーカーとモーニングコールをしてくれるはでうるさいのなんの…(>_<)

ケダモノの例


  • 電線: 旧市街といえば乳海電線である。もじゃもじゃと凄いことになっており、絶対これらのうち数本は漏電しているに違いない。ショートしてるかも(>_<) 雨が降ったらどうなることやらとマジで思った。印度はその高成長ゆえ電力不足と言われているが、(実際、停電はちょくちょくあった)この電線を綺麗さっぱりさせたら、カナリの部分が解消するかも(^_^)v

かなりヤバイ電線

  • 衛生面: 今回の旅行ではsisimaruはホテルと高級レストラン等で食事を済ませてしまった。屋台とか露天では頂かなかった。理由はいろいろあるが、やはりsisimaruが下痢を恐れたチキン野郎だったからある(^^ゞ だが、あえて弁解をさせていただくとその雰囲気、清潔感はマレーシア、タイ等と比べても一線を(芳しくない方向に)画していると思う。ただ、その状況、正露丸、そして謎秘薬のおかげでsisimaruの腹具合は快調そのもの。日本より良いぐらいであった(^^) トイレに関しては…多くを語らずである(-_-;) アドベンチャーだったなー(>_<)

(写真は無いザンス..ヾ(。><)シ)

  • 料理と飲み物: そういう訳で本場高級印度料理の感想であるが、これはもう美味いの一語。まずスパイスの味の深さは驚嘆に値する。そして素材の手の加え方。例えば豆カレーの豆は口に入れ、舌で豆を一度さわるととろりと溶ける。その加減が絶妙である。ちなみに印度にはカレーというスパイスはない。カレーとは香辛料で食材を煮込んだものを総称していう。だから味も添加されるスパイスによって千差万別。また、sisimaruの行った料理屋が外国人が多数訪れるということもあるがろうが、マイルドスパイシーにしてくれ、というと辛さ最適な料理が出された。飲み物で言えば北印度では紅茶であろう。これまたすごく美味い。紅茶葉の味が立っている。くっきりはっきりとしているのである。こりゃすごいと思い思いきりいい奴を買って帰ったのだが、こっちで飲むとそうでもない(=_=) 水が違うのか、淹れ方がヘボいのか… いっぽう、南印度では珈琲が美味かった。それもミルクと砂糖ででろでろにしたコピという奴。小さいカップで戴くのだが、体が珈琲で満たされるような感じがした。

アピタイザーというか、つき出し

カレー軍団。右の皿が豆カレー


(以下、その2に続く(かも知れない))