パスタをすする日本人 (>_<)

ちょっと思うことがあったんで、書く。


昨日はソンクーランも終わったのだが街中の食べ物屋はあらかた閉まっており、久々に観光客の方々の行く、高級イタ飯屋に行ったんである。


当然の事ながらそこには日本人おっさん同胞グループがいたのであるが、その方々のパスタの食べ方がなんともいただけない。ずるずる〜と音も高らかにすすりあげてただいている。周りの外国人観光客から明らかに顰蹙をかっていた。


実はsisiaruもこのときは同じように思ったのである。日本にいる時はずるずる音など全く意に介さなったのであるが、今や日本人を少しだけ客観的に見るようになったのだろうか?良い事やら、悪い事やら。


パスタはスプーンとフォークを使いソースと一緒に食べた方が美味いしに決まっている。だいたいあんななものをすすり上げた日には、ソースが飛び散ってエライ騒ぎである。これはマナー以前の「大前提」である。


似たような話だが蕎麦を音も立てずにもぐもぐしっかり噛みしめている人がいるが、(国籍を問わず)これはこれで気味の悪いものである。だいたい蕎麦なんてものは口中で空気と混ぜながらすする(この場合は「たくる」か)ほうが美味いに決まっている。蕎麦は喉越しで味わうものである。細かく噛み砕かれた蕎麦なぞ、蕎麦ではない。胃に悪いじゃないかと言われる人がいるのであれば、その方には胃薬を差し上げるのでメールください :p 和式礼儀指南書(マナー解説だよ)などでは蕎麦は音を立てずに静かにいただけ、なんて書いてあるがそんなべらぼうな話があるものか。


パスタにしても、蕎麦にしても、これらに共通して言えるのは「おいしく食べる方法」という伝統にたいする配慮であり、敬意であろう。そこに上品.下品などと言うつまらない価値尺度は存在しないのであり、しいて言えば食べ方の最大公約数をがマナーなのであろう。日本には「郷に入れば郷に従え」という良い言葉があるではないか。


蛇足であるが、西洋社会にはデビューということばがある(小娘アイドルがよろしくお願いしま〜すというアレではない)。これは自分の子供が人前に出しても恥ずかしくない振る舞いができると言うことを周りに知らしめる行事であり、デビュー以前は、親はフォーマルな場所へは子供を連れていかない。子供は良い子でお留守番である。ベビーシッティング(子守り)が一般的であることの所以であろう。


そんな訳で、日本人おっさんシッティング、まだまだ必要だわい、と考えたsisimaruなのであった。

まぁ、タイ料理をまともに食べられない奴が、こんな事書くのははなはだ説得力ないんだが…