秘密兵器ツボーエフ

はてさて、昨日の日記
http://d.hatena.ne.jp/sisimaru_i/20060121/p3
で書いたSISIMARUの秘密兵器、ツボーエフとはこれである

EOS 10Dに装着


今、手持ちのデジカメが他に10D以外にGR Digitalしかないのでそれで撮影。
広角のパースペクティブが強調されてしまう。その上手ブレ(хх,)


すなわちこのレンズは反射望遠500mm /F5.6、РУБИНАР(ルビナー)と言うロシアレンズなのだった!でも友人の間ではツボーエフと呼ばれ、恐れられている(O_O)
製造番号は040029。なんとなく2004年に製造された29番目のレンズのような気がする。超望遠のくせにマクロレンズであり、2.2mまで寄れる。鋼鉄製のフードとレンズ前面に装着するフィルタがおまけでたくさんついてきたりした。(しかも105mm径)値段も新品で3万円強であり、EOSのレンズマウントだったのでSISIMARUは気絶購入をしてしまった。

しかしながらこのレンズ、使い勝手がすこぶるよろしくない。まず、手を焼いたのはピントの薄さである。ご存知の通り反射望遠レンズには絞りがない。だから被写界深度は常時開放として考えなければならない。そのくせスケベ心を出して2.2mまでピントが合うようにしたものだから、もう焦点環をぐるーっとまわさないとピントが合わない。(いい忘れていたが、当然このレンズはマニュアルフォーカスである(゜◇゜)ガーン)そして逆光撮影は出来ないに等しい。レンズ内反射が酷いのである。逆光写真はほとんど真っ白なものになってしまう。銀塩で撮ってたらキレてるところである。無論手持ち撮影は不可能。なんたってAPSサイズ受光素子である。焦点距離が1.6倍される訳であるから、800mm相当の画角!まぁそれでF5.6だからオイシイところでもあるのだが(;^^)てへ


そうそう、反射望遠レンズで忘れちゃいけないのはリング状のボケである。


このしょうもない写真の上下がリングボケ。でもSISIMARUはあまりこれは気にしていない。ある種の味であるとは思っている。そのうちおもしろい作例を紹介する(かも?)(^_^;)\(・_・)


今となっては何で買ったのかよく分からんレンズだけど、なにぶん嗜好の領域である。別に職業写真家なのではないから、収支とか実用性を気にする話ではあるまい。たまにこうして埃払いをしてあげると、楽しかったりするっていうだけのことなのである。


もし諸兄諸姉が(幸か不幸か)このレンズを所有されてしまった場合の注意事項。このレンズを使って、軍事関係施設の撮影をしないほうが多分いいと思う。関係者がぶっ飛んできてスパイ容疑で職務質問されるかも。何せ器材はロシア製РУБИНАР(ルビナー)である。その後何があっても当局は一切関知しないからそのつもりで。
実はSISIMARUは職務質問されますた...ヾ(。><)シ
From Russia with Love....