Tomboにはまる

すでに何回か紹介してきたTomboである。最初のうちは暗号機能のついたヒエラルキィ(階層構造)なメモ帳だなーと思っていたのだが、使い続けると非常にポテンシャルの高いソフトだという事に気づいた。まさにするめソフト(噛めば噛むほど味の出るソフト、反意語は最初は良い具合だが、底が浅くすぐに飽きちゃうチューインガムソフト)である。今日は正月休みでぼーっとしているので、その辺を紹介したい。

作者様のホームページはこちら
http://tombo.sourceforge.jp/


オープニング画面

シンプルでヒエラルキィなメモ帳に見える。


[メモ]メニュー

下の方に[暗号化]の選択肢がある。


この辺から楽しくなってくるヾ(^v^)k しおり、というか[お気に入り]のメニュー

頻繁に更新しているメモや、すぐに開きたいメモをお気に入りに登録できる。順番は前後するが、[ツール] - [プロパティ] - [トップページ]で起動時に開くメモを指定できる。何もしないと空白メモが開かれる。


[ツール]メニュー。ここでは日付と仮想フォルダを紹介する。


[ツール] - [プロパティ] - [日付]

2つの日付フォーマットを詳細に設定できる。日付1 / 日付2はメモ書き画面下にある2つのカレンダアイコンである。


仮想フォルダ

Tomboの最大の売りがこの仮想フォルダであろう。仮想フォルダとは「検索クエリの実行結果をフォルダ状に、テキストヒエラルキィと同様に表示させる機能」とでも言うか。これでわかる人は世界で26人くらいしかいないだろうから(O_O)、実例を上に示す。


この例では「sisimaru」と言う文字列を含むメモを、更新日の新しい順に、10日前の更新日のファイルのみを検索(仮想フォルダ内に表示させる)と言うクエリを書いたところである。ちなみに検索にはGrep(正規表現)が使用できる。


仮想フォルダの作られた起動画面

(注:sisimaruと言う文字列はうんと下にあります。)

この仮想フォルダを作成すると起動画面の検索結果下に[sisimaru]と言うサブディレクトリ状のものができる。(名前は変更可能)これをクリックすると、検索を開始し、該当する条件のメモをこの下に置いてくれるのである。


つまり、シームレスに検索とメモ作成の行き来ができるわけで、これはすごいと思う。ここまで書いてすごいか〜(?_?)と思う人はメモ整理が自己完結できている幸せな人であろう。sisimaruはヲヤジなので、自慢じゃないが物忘れが激しい。メモをとってもその保管場所をすぐ忘れてしまう(-.-#) サブフォルダ作って整理しろよ〜って言われるだろうが、そんなのはソフトを使い始めた数週間だけである。しかしTomboはファイルを整理する必要が「無い」のだ。この仮想フォルダ機能を使えば、必要な単語の入ったファイルを、ある程度時間を規定して串刺ししてくれるのである。しかもクエリを毎回作成する必要もないし、メニュー選択する必要もない。普通のフォルダと同様なアクセスの仕方でよい。これがsisimaruがするめソフトという所以である。


10年くらい前(かな?)に野口悠紀雄氏が提唱した、超整理術という情報管理法があった。

  • メモ名は日付とする
  • 普段遣いメモ保管場所はディレクトリを設けず、フラットにする
  • 使ったメモは順列の上にする
  • リファレンス、カタログ、手順書等の神様ファイルはきわめて簡単な要約をつけて別管理
  • 長期間使っていないメモはアーカイブ、又は潔く廃棄

そんなところだろう。(詳細は忘れた(゜◇゜)ガーン)これが容易に実現できてしまうWM5上のアプリがTomboではないかと思っている。W-ZERO3な貴方、紙メディアでは実現不可能な情報整理を行うチャンスが容易に構築可能なのである。しかもフリーで!(ホント作者様には感謝(-人-)


正月休みである。sisimaruは情報管理をもっと考えてみたいと思う。
しかしこれからずっと酒びたりの予感もするので 由\(@_+ )、続くかどうかは未定。