口蹄疫は「大変大きな県の課題」

(2010年5月8日 読売新聞)

次期参院選対策のため、民主党小沢幹事長が7日、宮崎市入りした。宮崎選挙区に同党公認で立候補の準備を進めている新人の元新聞記者・渡辺創氏(32)の支援団体訪問が目的だったが、県内で猛威を振るう家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」への危機感を強める首長や畜産関係者らが相次いで陳情し、緊急対策などの支援を強く要請した。


口蹄疫問題では、この日、東国原知事や県市長会、JA関係者らが小沢幹事長と次々と会談。JA宮崎経済連などは、畜産が県の農業産出額の約6割を占めていることから、要望書では地域経済全体が大きな被害を受ける可能性があることを指摘。収入が途絶えた農家に対する一時金の給付や、アジア諸国と連携した感染経路の解明など計9項目を求めた。


羽田正治会長によると、同席者からも国の責任で解決してもらいたいとの声が続出したという。羽田会長は「想像以上の病気と認識してもらえた。今後対策を進めてもらえると思う」と期待感を示した。県に対しても近く、殺処分した牛や豚の埋設場所を早急に確保するよう求める方針。


小沢幹事長は記者会見で、口蹄疫対策を「大変大きなの課題」と述べ、党として、最大限の対応策を考えるよう、政府へ求めていく考えを示した。


をいをい、国じゃなく、県の問題なんですか?