牛丼デフレに見る すき家.vs.吉野家の構造

またまたゼンショーネタ、以下要約

吉野家は牛丼並を280円に値下げしたすき家の挑戦を受けて立つかに思えたが、380円を堅持する構えらしい。吉野家が使用する米国製牛肉はBSEによる輸入制限の影響をもろに受け、すき家のオーストラリア産に比べコストは1.5倍とされる。「味にこだわる当社が、同業他社の値下げに安易に対応することは思想としてあり得ない」と吉野家ホールディングスの安部修仁社長は宣言しており、その姿勢は崩していないのである。平成13年にそれまでの400円から280円に一気に値下げし、“第一次安値戦争”の引き金を引いたが同社が、である。


吉野家には味への強いこだわりがある。BSEで米国産牛肉の輸入がストップした際には、「他の牛肉ではヨシギューの味は出せない」(安部社長)と、ライバルが他国産で再開する中、16年から18年にかけて販売を休止したほど。吉野家は昭和55年に倒産したが、品質を落とし顧客離れを招いたことが原因だった。「吉野家は熱心なファンに支えられている。値下げして味を落とすことは絶対にできない」(同社幹部)と歯を食いしばる。


すき家が280円を再現できたのは、牛肉のコストの差だけではない。ゼンショーは積極的な買収戦略でファミリーレストランの「ココス」や「華屋与兵衛」を相次ぎ傘下に収め、多業態化に成功。平成22年3月期の売上高は、前期比12%増の3469億円と過去最高を更新する見込みだ。すき家も、吉野家と同様に11月まで既存店売上高の前年割れが続いているが、他の業態と規模でカバーできる「総合力」がある。これに対し、吉野家はドーナツ、カレー、ラーメンなど多業態化にことごとく失敗しており、明暗を分ける結果になった


詳しくはこちらを読みたまえ!
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091212/biz0912121801009-n1.htm


味にこだわっている(ように見える)吉野家と、デフレの申し子的存在のすき家
sisimaru的にはガンバレ、吉野家なんである。いろいろな意味で…