iPhone 3Gは日本で失敗したのか?

Fuji Sankei Businessより引用
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200809040080a.nwc

日本では100万台売れる−との予測もあったアイフォーンに、もはや当初の勢いはない。アップルとソフトバンクは販売実績を極秘にしているが、通信業界に詳しいUBS証券の乾牧夫シニアアナリストは「20万台前後で止まっている感がある」と推測。年内販売は控えめに35万台程度と見積もっていたが、それにも及ばない情勢という。

アイフォーンは、タッチパネル式大型液晶画面による斬新な操作性、インターネット閲覧の容易さ、未来的なデザイン、音楽プレーヤーを一体化した利便性−などが魅力だった。しかし、絵文字が使えず、おサイフケータイワンセグ放送受信機も搭載されていない。アイフォーンに買い替えると携帯メールのアドレスが変わってしまうことや、電池の持続力の短さなども災いし、購入層はアップル製品の愛好者などにとどまっているもようだ。

乾氏は「新しい提案のある製品だが、日本向けに手直しせず発売した点で市場を見誤っていた。一定のヒットはしたが、戦後処理も必要な段階だ」とアイフォーン商戦を総括。携帯が電話とメール機能にとどまっていた欧米と異なり、「日本はすでにネット閲覧や音楽再生機能を盛り込んでいる。アイフォーンの新規性は薄い」と市場環境の相違を指摘した。

一部納得でき、一部納得できない記事だと思う。
結局iPhoneの想いはこれで携帯電話を変える、インフラを変え、収益構造を変えると言うものであり、その意味においてははじめの「種」が業界に巻かれた時点で成功なのではないか、と。ただ林檎も柔らか銀行も私企業であり、収益を考えないと株主様に吊し上げられてしまうわけで、その部分をこれからどう対応していくか…だと思う。

ちなみにsisimaruといえばiPhone3G販売のてこ入れ策であるパケット定額フルにX01Tで加入し、これはこれで恩恵を受けているのである(^^ゞ