DSは何故売れるのか?またはPSPは何故失速したのか?

今日、見事にDS Liteを買い損ねたsisimaruである(・_・、)
随分と早い時間から並んだのだが、sisimaruの住む田舎のへなちょこデパートでは入荷が7台という有様で…(-.-#)まぁ、そういう事なのであった。


それにしても一昨年末、ほぼ同時に発売されたDSとPSPを比較すると状況には雲泥の差があるように思える。無論旭日のDSと落日のPSPということである。今では小学校ではPSPしか持っていないと仲間外れになるとか…


DS成功の理由はあちらこちらで語られている事であるが、ここではなぜPSPは何故失速したのかを語りたい。結局携帯ゲーム機は2強のシーソーゲームである。一方が凹めば、他方は凸るのである。ちなみにsisimaruはPSPが覇権を征すると思い発売日にPSPを買った愚か者二等兵である。


sisimaruはPSPの敗因は「入力インターフェイスの少なさ」に尽きる考えている。PSPのそれはコンベンショナルなゲーム機のキー入力しかない。それに対してDSはタッチスクリーンありの、マイクありの、ありありである。その代わりにPSPは液晶とか、処理速度とか、基本性能をおごっている。


全部ありありのHTC Universalみたいなマッシーンはいくら本体を原価割れしてでも作り、ソフトで元を取るという利益構造のゲーム業界であっても無理であろう。限りあるバジェットを切り崩して筐体設計をせねばならない。その方法がSONYとNintendoではまるで異なった、という事である。


結局このスタンスはPSPがゲーム機の王道を行くと宣言しているのに対して、DSは新しいエンターテイメントのあり方を提案するという明示的なコンセプトの差となった。その結果、新しいエンターテイメントが立ち上がるまではPSPが優勢となり、その後はDSに代わられるという事態となるのは必然なのである。無論Nintendoファミリーの優秀なソフト開発力・マーケティングがあるからこそであるが。


このままPSPはじり貧となり地に堕するのか?sisimaruごときが語るのは僭越至極ではあるが、起死回生の一策としてこんな周辺機器を提案したい。それはタッチパネルとBlueToothを一体化したPSPの「蓋」である。蓋は透明で、本体液晶と重なる部分にタッチパネルが仕込まれている。必要に応じてぱたんと閉じるとタッチパネルがONになる。そこで手書き文字入力をしても、液晶に仮想キーボードが表示されても良いであろう。無論ゲームのインターフェイスにもなる。そしてBlueTooth。説明の必要はあるまい。脆弱な手足であるが故にもがき苦しむ頭でっかちに自由の翼を与えたいものである。


そういえば、この「脆弱な手足であるが故にもがき苦しむ頭でっかち」という比喩は今のSONYの事かも知れない。がんばれ!


(そうそう、誤解の無いように言っときますが、需要緩和されたらsisimaru、DS Lite買いますから\(^O^)/)