PDAはMicroPCの夢を見るか?

高機能化したPDAはMicroPCに取って代わりうるのだろうか?実は今、マジ酔っぱらいで、けっこうへろへろなのだが、なぜかこんな事を考えた。SISIMARUの答えは否、である。

大体PDAはPersonal Data Assistant、電子手帳である。それに対してMicroPC
は極小化されたPCである。そもそも素性が違う。つまりメモをとるために特化された道具と、書類を作成された道具がオーバーラップとの間には、明らかに端境が存在するわけである。紙メディアで言えば、メモ帳を使ってレポートを書く人はあまりいないし、レポート用紙をポストイット代わりに使う人もあまりいないという話である。

これはフォームファクターの違いでどうしようもないと思う。たとえば今のPDAはその最大画面解像度はVGA(640x480)であろう。これに親指でプチプチとやるキーボードがついている製品もある。大多数の製品は手書きが主流である。この状態でどうやってレポートを書けというのか?

また、PCプラットフォームはいろいろな形状が提案されている。OQOVAIO TypeUのようなとても小さく、持ち運びに比較的苦にならない製品も商品化された。それでも、そのサポートOSがWindws系であり、サスペンドリジューム(場合よってはハイバネーション)が持ち運び時の状態であるならば、どのようにしてリアルタイム性を確保するのか?

SISIMARUの結論は己の分をわきまえろ、なのである。それぞれが相手方にすり寄る開発をする暇があるならば、もっと自分のフォームファクターで何ができるかを考えろ、と開発者に言いたい。たとえばPDAが電話を取り込んでSmartPhoneになっていることは大変良い事だと思う。どう考えても、MicroPCに電話モジュールが組み込まれてもその重さ故、それを日常持ち運んで電話として使いたいと思う人はごくわずかであろう。(格闘技戦士をのぞく。)

ただ、そうである以上、2者間のデータリンクはとても重要になると思う。
この辺の話はまた今度。